スライドのテーマ 

  プレゼンテーションの概要、構成、各項目の枚数が決まったらいよいよスライド作成に取り掛かります。

 スライド作成にあたりまず必要なことは、一枚一枚のスライドのテーマ、つまり「そのスライドで最も言いたいこと」を書き出すことです。これもプレゼンテーションのテーマと同様に一文でまとめてみましょう。前後のスライドテーマと合致しているか?プレゼンの最終結論を導くために論理的に間違っていないか?という点に注意してください。

 また、この時点ではパワーポイントを開かず、まずはノートに書き出してみることをお勧めします。そしてそのノートを上司や先輩に見せて、発表全体の流れを相談します。そうすることで早い段階での自分のミスや、先輩との行き違いが避けられるので時間短縮が期待できます。

 

 

スライドの作成 

 

 先ほどの項で各スライド一枚一枚のテーマを決めるところまで進みました。次は実際にパワーポイントを開いて、スライド作成に取り組みます。

 スライド作成時にまず行うことは、「スライドの題名」を決めることです。先程決めた構成の背景、目的、実験方法、結果、まとめといったおおまかなもので構わないので、まず題名をつけます。

 そしてスライドの一番下の部分に、先ほど決めた「スライドのテーマ」を書きます。

 その後、題目と言いたいことの間にそれを説明するための図やグラフを貼り付けます。たまに文章を長々と書いているスライドを見かけますが、そのようなことは避けてください。文章を読ませるだけならわざわざプレゼンする意味がありませんし、また人の記憶は文字よりも絵のほうが残ります。入れるとしても図を補足説明する単語や実験条件などにしましょう。

 また、文字のフォントは最低18以上が基本です。


 上記を取り入れると以下のようになります。

 

たとえば背景、問題提起の部分では

 

 

のような形になります。

 

結果の部分では

 


 

のようになります。

 

 スライドを作成したら、先ほど考えた「各スライドのテーマ」がきちんと反映されているかを確認してください。また、「そのテーマを伝えるための情報」が記載されているかを確認してください。言葉で説明をせずとも、「スライドを見ただけで内容が伝わる」ということを目指しましょう。周りの人(できれば同じグループ以外の人)に一度見てもらい、内容が分かるか確認するのもひとつの手です。

 最後に、この形式はあくまで基本の形をして捕らえてください。内容によっては文字だけのスライドのほうが伝わりやすい場合もありますので、臨機応変に対応してください。

 

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