プレゼンテーションのテーマ 

  プレゼンテーションの概要を考えるにあたり、まず「自分がプレゼンテーションで何を伝えたいか?」ということを一つの文章で表してみましょう。内容はシンプルで構いません。

 例えば、「燃費を向上させる、新しい○○制御方法を開発した。」、「新しい太陽電池の発電効率実験の報告。」などで結構です。それがあなたのプレゼンテーションのテーマになります。

 次に、プレゼンテーションを行った後に、「聞き手にどう思って欲しいか?」を書き出します。

 ほとんどの場合は同意なのではないでしょうか?先ほどの例の場合

「燃費を向上させる、新しい○○制御法を開発した。→○○制御法が非常に有効であると納得して欲しい。」

「太陽電池の発電効率の比較実験結果の報告。→この実験は正しく行われており結果の有効性がある。」

といったところでしょうか。あるいは

「○○制御方法に関してより良いアイデアが欲しい。」

というふうにアドバイスをもらいたい場合もあると思います。

 スライド作成の初期段階で、聞き手にどう思って欲しいのかを考えることは非常に重要です。なぜなら、それがあなたのプレゼンテーションの最終的なアウトプットになるからです。最終的なアウトプットはあなた発表ではなく、「発表した後に聞き手がどう思うか?」ということになります。

 

 以上を踏まえて

「自分がプレゼンテーションで何を伝えたいか?」

「聞き手にどう思って欲しいか?」

 という点について、それぞれ一文にまとめてみましょう。

  

 

情報の選択 

 これまで実験してきたことや分析データをすべて説明すれば、聞き手の理解を得るのは簡単かもしれません。しかし、与えられた時間内でこれまであなたが行ってきたこと全てを説明することは不可能です。そこで必要になってくるのがプレゼンテーションで使用する情報の選択です。ここで言う情報とは実験結果や分析データなど、はじめのページで説明した「事実」の部分に当たります。

情報の選択の仕方ですが、先ほどの項で書き出した、「聞き手にどう反応して欲しいか?」を中心に考えます。どの情報を与えれば聞き手はあなたの期待するような反応をしてくれるのか?という点を基準にしてください。

 与える情報は10分前後の発表ならば1つか2つが目安です。ちなみにここでいう情報の単位は実験結果を示したグラフや表の数と考えてください。必要以上に情報が増えてしまうと聞き手があなたのプレゼンについていけなくなる可能性があります。「結論を導き出すために最低限必要な情報のみを紹介する。」ということを踏まえて、プレゼンで用いるグラフや表を決めてください。

 

 

 

 

 

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