質疑応答 

 

 本番のプレゼンテーションにおいて非常に重要な役割を持つのが質疑応答です。プレゼンテーション自体は練習を何度でもできますが、質疑応答は練習できません。そのため、聞き手は質疑応答にきちんと答えられるかどうかで、発表者が日ごろからそのテーマについてどれだけ一生懸命考えているかという点を判断します。質疑応答に適切に答えるためには日ごろから深く考え、自分はなぜそのような結果を出したのかという理由をつけるようにしましょう。非常に難しいことだと思いますが日々がんばってください。

 

 それを踏まえた上で、質疑応答の際に気をつけなければいけないことを説明します。

 質問をされたら、まず「質問内容の確認」をします。明らかにこのことを聞いているということがわかる場合は結構ですが、少しでもあいまいな場合は

「今の質問は○○ということでよろしいでしょうか?」

などと確認してください。質疑応答で最も恐ろしいのは、質問内容に答えず的外れなことを長々と説明してしまうことです。そうなると聞き手はプレゼンテーションの内容以前にコミュニケーション能力に疑問を感じてしまいます。 

 質問内容を確認したら、次はその質問に対して「簡潔に答える」ということを心がけましょう。なるべく一文で答えるということです。もちろん一文で答えることが難しい場合もあると思います。そのような場合でもなるべく簡潔に短く答えることを心がけてください。その後、補足説明を加えていくというのが理想的なスタイルです。なぜなら結論を先に言うことで、この内容について明確な答えを持っていますということをアピールできます。また質問内容をとり間違えていた場合、すぐに指摘してもらえるので早い段階で修正できます。

 また、質問内容を理解しても、その質問に関して明確な答えを持っていない場合があると思います。そのような場合でも「わかりません」と一言でかたずけてはいけません。

「今その件の情報を正確に把握していないので、お調べして連絡させていただきます。」

というように自分が責任をもってその質問に答えるという姿勢を見せたり、

「○○については現在把握していることは○○です。ですがご指摘のとおり、今後検討していきたいと思います。」

というように現在までの進捗と今後どのように検討していきたいかを述べましょう。つまり責任感を持って前向きな答えをしてください

 

 

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