発表時の動き 

 

  時間も問題なく、つまずかずに最後まで話せるようになったら次の段階の練習に進みます。

 はじめのうちはPCの前で何度も反復練習をしていると思います。しかしPCに向かって練習しているだけでは身につかない部分があります。それは動きです。プレゼンテーション中はジェスチャーや姿勢が非常に重要です。聞き手はあなたが熱意をどれだけ持っているかというのを、言葉やスライド内容だけでなく発表している姿で判断します。

熱意を感じる状態とは

 

・聞き手のほうを向いて堂々と発表している

・聞き手の誰かと目線を合わせる

・伝えたいという気持ちの現れたジェスチャーをしている

 

ということです。ジェスチャーに関してはオーバー過ぎてもいけないので一朝一夕で身につくものではないと思いますが、聞き手に姿勢を向けることや目を合わせることは、気をつければすぐに実行できることですよね。

 聞き手に姿勢を向けるためには、指し棒やレーザーポインタは資料側の手で持ちます。また、スライドの資料の内容を覚えている必要があります。

 目線については、聞き手の数にもよるのですが候補を3人くらいを決めて、その3人を交互に見ていくようなイメージを持ってください。比較的前方に座っている方を1人、後方に座っている方を2人とするとバランスがいいと思います。

 この状態を想定してとしていつもと違う場所、例えばどこかの会議室でプレゼンを練習してみましょう。つまり、資料ではなく客席を見ながら練習できる環境を作ってください。

  

発表時の声 

 まず第一に、大きな声を出すということを心がけてください。大きな声には熱意が感じられます。

 次に、はっきりとゆっくりと話すということを心がけましょう。発表ではマイクを使用すると思うので、残響音の響き方が地声よりも大きくなります。早口で話したり、言葉の切れ目をあいまいにしてしまうと、前の残響音と重なって言葉が聞きとりずらくなります。

 また、どんなに緊張しても小さい声でぼそぼそと発表するということは避けてください。発表者の声が小さい場合、マイクの音量を大きくする必要があります。そうすると、どうしても吐息の音が拾われてしまい、言葉が聞きとりずらくなりますし、鼻息が荒い人みたいで恥ずかしいと思われます。

 一概には言えませんがマイクは口から10〜15cm程度離れていることが理想です。可能ならば、事前にマイクチェックを行い、自分の声の大きさとマイクとの距離を調整しておくとよいでしょう。

 

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