構成のパターン 

 

  ここでいう構成とは、プレゼンテーションの内容をどのような順番で話をするのかということを指しています。構成のパターンはさまざまなものが考えられますが、ここでは代表的な2つについて説明します。


 

パターン1:オーソドックスタイプ

@背景

A目的

B実験方法など

C結果

D考察

Eまとめ

(F今後の展望)


 

パターン2:結果先行タイプ

@背景

A目的

Bまとめ

C実験方法など

D実験結果

E考察

(F今後の展望)

 

 

オーソドックスタイプについて

  時間軸に沿って説明していく構成です。メリットとして、時系列なので分かりやすい、実験途中に発生した問題に対してどうやって解決していったかというストーリーが立てやすいので、自分の考え方のスタイルをわかってもらいやすいなどのメリットがあります。デメリットは、内容がつまらないものや違いがはっきりしないことを細かく説明する必要がある場合、肝心の結果を説明することには聞き手が飽きてしまっている可能性があります。

 

結果先行タイプについて

 最も重要な部分である結果を発表の早い段階で説明する構成です。メリットとしては発表開始時の早い段階で結果を聞き手に印象深く伝えることができます。発表者が最終的なアウトプットとして何をやったのかが伝わりやすいです。発表の順番が遅い、午後一で眠いなどの条件では効果を発揮する手法です。デメリットは話が飛びやすく、聞き手がある程度その分野について知識を持っていないと「?」となってしまう可能性があります。

 

 どちらが優れているとは一概に言えませんが、まずはオーソドックス型をお勧めします。結果先行型はリスクが大きいので、条件がそろった場合にのみチャレンジしてみましょう。

 最後に各項目のスライド枚数のバランスについてですが、発表時間10分の場合は

@背景 2枚

A目的 1枚

B実験方法 1枚

C実験結果 2枚

D考察 2枚

Eまとめ 1枚

F今後の展望 1枚

 というような配分が一般的と考えられます。もちろん実験方法が複雑な場合や、結果が一枚で十分であることもあると思いますので臨機応変に枚数は変更してみてください。

 


 

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